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NPO文化財を守る会のブログです。こちらで活動のお知らせや報告をしていきます

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NPO文化財を守る会では、11/26(土)に『登呂遺跡の重要文化財を知ろう!』登呂遺跡特別展「弥生×登呂」鑑賞会を行いました。
当日は登呂博物館の学芸員さんに今回の企画展示の内容を解説していただき、館内をまわりました。
目玉はなんといっても「弥生」という名前の由来にもなった『壺型土器』
最初に発見された弥生式土器になります。

このような重要文化財だけではなく、登呂遺跡では『とろエンナーレ2016』という現代アートの展示も行われ、弥生×登呂×現代といった登呂遺跡での新たな側面も見せてくれました。

昼食は登呂遺跡前の「もちの家」でいただき、午後は芹沢圭介美術館にて『書物のよそおい-芹沢銈介のブックデザイン-』を観賞、解散の流れとなりました。

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地図を見ながら河川の流れと山の関係性に耳を傾けています。


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調理と器のコーナーを観賞しています。この時代、まだ箸はありません。


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特定非営利活動法人
NPO文化財を守る会
静岡市葵区大岩1-4-4
電話054-293-6613
FAX054-248-0171
メールbunkazai-m (@) tokai.or.jp
*メールを送信する場合は( )をはずしてください
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11月19日(土)、NPO文化財を守る会では「静岡県文化財等救済支援員」に登録されている方を対象に『静岡県文化財等救済支援員ステップアップ講座』を行いました。

会場は富士山かぐや姫ミュージアム(富士市博物館)の染色室を使用させて頂き、

「水没した紙資料への応急処置と修理」「水没した古文書の修復実習講座」

という内容で実施致しました。

泥水に浸かって汚れてしまった和綴じの冊子状のものと状物の2種類を、班に分かれてクリーニングするという内容で、支援員の皆様は真剣に、それでいて楽しそうに参加して下さいました。

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支援員の参加者達は真剣に講座の内容に耳を傾けています。

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泥水に浸かってしまった状物の汚れを筆やブラシを使って落としていきます。


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水で濯いだ後は超音波の洗浄機で汚れを落とします。水が濁ってきているのが分かります。

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泥だらけだった冊子もずいぶんきれいになりました!

文化財救済の応急的措置に対する基礎的な知識・技術向上を図るため災害時の文化財救済について皆様に知って頂く機会を得ることができたことを喜ばしく思います。
参加して頂いた支援員の皆様、ありがとうございました!


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NPO文化材を守る会では10月22日(土)に洞善院・龍潭寺からお預かりしている作品の下貼り文書解体作業を行いました。
午前10時から会員の皆様一丸となって集中しつつも和気藹々と作業にいそしみました。
解体作業の後、下貼り文書を整理し種別に分けます。

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重なった下貼り文書をゆっくりと丁寧にはがしていきます。



次回は12月、解体した文書をまっすぐに整えるプレス作業を行う予定です。


洞善院・龍潭寺下貼り文書解体・プレス作業(2回目)
日時:12月3日(土) 10:00~16:00
会場:NPO文化材を守る会 事務局
*当企画は会員様限定となっております。
ご興味のある方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。
E-mail:bunkazai-m@tokai.or.jp

文化財ウォーク「医王寺薬師堂見学会&島田市文化財巡り」

◾︎平成28年7月16日(土)

◾︎参加者23名


毎年恒例の文化財ウォーク!
今回は島田市に点在する建築を巡りました。

島田市と言えば、駿河と近江の境を流れる大井川を越える大名行列を描いた歌川広重の東海道五十三次、23番目の宿場「嶋田宿」が有名ですね。



箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川



本イベントでは、当会会員の本多正行さんに企画を担当していただき、大井川を越えた所にある島田市の水先案内人として建築物の解説などなどしていただきました。
ありがとうございました!





それでは、写真を見つつ、今回の歴史探訪を振り返っていきます!


まずは県指定文化財の医王寺薬師堂から。

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藤が立派。

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医王寺薬師堂を修理している静岡県伝統建築技術協会理事長の久保山幸治さんによる解説。

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薬師堂内部にあった天井画”花卉図、天女図、雲龍図”の修理をしている株式会社墨仁堂の山口喜子さんによる解説。

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概説が終わったところで、実際に医王寺薬師堂内部に入って各部分の詳細を聞いていきます。

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内部には建築修理のパネルや修理に使っている道具が分かりやすく配置されていました。

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古くなった木材に新しい木材を組み合わせて修理していくので、木材の収縮率や今後どのように新しく取り付けた木材が変化していくか計算する必要があります。


技術力、長年の経験、様々な要素が絡み合って修理が為されていきます。

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薄いベニヤ板に細かく、どこに配置されるか記録された修理番付札。

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天井画の花卉図が外された状態の様子。

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木材の寸法も少しずつ違います。

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絵画や古文書の修理にも似通う箇所がいくつもありました。

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下貼り最中の雲龍図。上に板を被せて埃などを避けています。

屋根について、茅葺から杮葺(こけらぶき)そして桟瓦葺(さんがわらぶき)と変化しました。
明治24年当時に桟瓦葺を採用したのはとても進んでいた事のようです。

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一階に移動し、木材の特性について説明する久保山さん。

蓄積された知識や技術があるからこそ、沢山の事を伝えようとしてくださっており、アツい解説に痺れました!
また、参加者の皆様も積極的に質問をしており、久保山さんはそれぞれの知りたいことに対して+αされた回答をしてくださり、より深い知識やこれから私たちに出来ることの足がかりを示して下さいました。


薬師堂も天井画も修理の完了が楽しみです。



この時点で雨がポツポツと降ってきました
が!なんとか小雨で持ち堪えてくれ、お昼を食べに移動ができました!
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お昼は、旧東海道石畳の道中にある石畳茶屋meguriさんでいただきます!

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おいしいごはんとデザートをいただきました。ジャガイモのケーキやイチゴのケーキ、和菓子などがありました。
ケーキはふわふわで口の中で溶けていきました。
おいしいとは儚さも含めて言うのかもしれません。
どれも地域の食材を活かし、季節に合わせた工夫に富んでいました。

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また、外席では、晴れていれば富士山が見えるそうです。今回はどんより晴れた日にまた行きたいです。

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おしゃれに敏感そうな若者たちも集っており、お店の奥には展示室が!
医王寺薬師堂の雲龍図の複製が天井に配置されていたりなど、歴史と現代が混ざり合った空間でした。時間は続いているんだな、と少し感じたり。


お腹も膨れた所で、次は市指定文化財の幕府御用林を守っていた御林守の河村家へ!
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所有者であり、御林守河村家十五代の河村隆夫さんによる解説。

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茶畑を臨んだ先に見えるのが御用林。

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河村家住宅を見守る椨(たぶ)の木。

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池にはおっきなオタマジャクシとイモリ!!
写真では見えにくいですが、オタマジャクシはプリプリとしていて少しおいしそうでした。

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「現代という時代は、個々が所有する文化財の維持が非常に難しい。同じ様に維持の難しくなった建物が全国にいくつもあり、実際維持ができなくなってしまったものも数多あるだろう。そんな中、文化財を守るため、島田市の方にもすごく頑張ってもらっている。私も頑張らなくては」と仰っていた河村さんが印象的でした。

また、7月31日には4時間のみ家宝及び伝来の刀剣類が展示されるそうです。
ご興味がおありの方はぜひ!!



トリは、国の登録文化財の旧片岡醸造場酒蔵です。

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清酒の銘柄”新ら玉”(鬼ごろし)の醸造をしていた酒蔵です。
辛口のおいしいやつです。

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蔵の匂いと窓。写真では分かりにくいですが、差し込む光がやわらかく、きれいでした。

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解説は所有者の片岡安さんです。中通り柱について説明をしています。

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漆喰に沢山の通し柱。

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随所に置かれた徳利など。

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ほとんどの柱が通し柱になっているそうで、現代では中々見ることのできない建築。

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階段。サウナのような匂いがします!木のいい匂い。

階段を登ると、

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2階には酒樽や、物を上げ下げするための車。

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神棚もありました。

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太い柱が3本と、そこに渡された梁。
作業効率を考えられた建築には、豪壮であり、単純明快な美しさがあります。


匂いや光を描きたくなるような貫禄たっぷりの旧片岡醸造酒蔵でした。



エンディングは早いもので、15:30頃に終わりの挨拶をし、解散となりました。





参加者の皆様は無事にお家に着きましたでしょうか。
また、今回の文化財ウォークは楽しんでいただけたでしょうか。
この日の中で、何か残るものや思う事があったとしたら、我々にとって何よりの喜びであり、成功です。


参加者の皆様、解説してくださった久保山さん、山口さん、河村さん、片岡さん、そして今回の企画並びに水先案内人をしてくださった本多さん、後援してくださった島田市・島田市教育委員会の方々、関係者各位、皆様のご協力があったからこそ、なんとか無事に文化財ウォークを終えることができました。
ありがとうございました!!

これからも、改善点など多々あると思いますが、当会は進化を遂げていくつもりなので、どうぞ懲りずに見守っていただけると嬉しいです。

また、今回ご参加になれなかった方々も次回、そのまた次回でも、ご参加をお待ちしております!




NPO文化財を守る会では、文化財を守るための活動、
各機関との提携、資料の処置方法の認識共有、一般への周知、
文化財ウォークなどなどを皆様と一緒に行なっていけたら、と考えております。

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雨がシトシトとようやく梅雨らしくなってきたこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は紫陽花にくっついているカタツムリがナメクジとは全く別物だと最近知り、衝撃を受けました!
カタツムリって殻をとったら死んでしまうらしいのです
梅雨の時期なので、この機会にお家で本を読んだり、色々調べてみると知らなかった事が沢山発見できて面白いですね。

さて、前置きはここまでにして、先日当会の会員が山梨県立博物館で行われたワークショップに参加させていただきました。

以下はその、6月12日(日)に山梨県立博物館で開催されたワークショップ「ぬれた資料を救え!-水損資料の応急処置-」
の内容をリポートとしてまとめたものです。






ぬれた資料を救え!-水損資料の応急処置-


平成28年6月12日(日) 午前11時~16時30分
主催 津波により被災した文化財の保存修復技術の構築と専門機関の連携に関するプロジェクト
共催 山梨県立博物館




今回のワークショップで、東日本大震災における津波被害にあった資料の応急処置方法の講義、実践に参加させていただきました。

午前の部では、岩手県立博物館主席専門学芸員の赤沼英男氏による座学でした。

3.11が起きてから現在に至るまでの状況および、資料のレスキュー方法、今後の課題についてお話くださいました。
除菌、除泥、脱塩!この三つが大事です!

午後の部では、午前の部の講義を元に被災民俗資料の安定化処理方法、被災紙製資料の安定化処理方法を実践します。

歯ブラシやプラスチックの容器など、一般の方でも手に入る身近な物を使用して修理前の除泥、脱塩処理、カビ予防を3~4人1組でグループワークしました。

津波に遭った資料は放っておくと塩分によるカビの発生が起きてしまいます。実際に被災した資料を使い、その塩分濃度(塩化物イオン濃度)を水道水と同じくらいの濃度(約10ppm)まで下げます。


~被災民俗資料編~

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↑歯ブラシと金属ブラシと今回脱塩処理するもの。


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↑水道水を張った容器の中でゴシゴシこすります!
汚れがガンガン落ちます!すごい色です!

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↑各グループでどのくらい塩分が抜けたか機械を使って測定します。
たくさん抜けてるとうれしい。

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↑更に超音波洗浄機で洗浄します。見てると汚れが抜けて面白い。
そうです。メガネを洗うやつです!

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↑水を替えます。まだすごい色です。

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↑木片(今回はかまぼこの板)の場合は保護紙を巻いて石膏をつけます。


~被災紙製資料編~

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↑墨、インク、鉛筆などを用いて水洗可能かチェック!

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↑滲まないことがわかったら、本紙を不織布とパルプとポリプロピレンの混合紙で挟み、
水を張った中で刷毛を使いグアーっと放射線状になでます。

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↑班毎の濃度測定結果。結構濃いです。

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↑超音波洗浄機。上にペットボトルを置いて浮かないようにします。

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↑水をきります。



今回はここまででしたが、この後も24時間毎に水を替えるのを6日程続け、イオン濃度・電気伝導度を測定し目標値に達したら、また72時間水に漬け、本当に目標値に達しているかを確認してやっと脱塩処理が終わるそうです。

その後も金属ブラシで浮き出た錆を除去したり、乾燥させたり、燻蒸したり、密封して経過観察をするそうで、一人でも多くの人の助けが必要とされています。

被災から五年たった今でも、資料の様々な性質に対する確実な処置方法は見つかっておらず、冷凍庫に眠ったままのものも数多くあり、試行錯誤の日々だそうです。



私たちの現在住んでいる静岡県もまた、東海大地震など大きな災害が起こると言われ早30余年になります。

何気なく過ごしている日常の中で、つい忘れてしまいそうになるけれど、いつ起きてもおかしくない災害に備え、今、何が私たちにできるのか、今後どのような方法で資料を守っていけるのか改めて考えて動いていかなければ、と考えさせられる機会に恵まれました。ありがとうございました。












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各機関の提携、資料の処置方法の認識共有、一般への周知、
文化財ウォークなどなど皆様と一緒に行なっていけたら、と考えております。

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